「1000BASE-TX」や「100GBASE-LR4」など、イーサネット規格の表記ルールについてまとめ。
最初の数値
転送速度(bps)。数値の後にGが付くとギガビットとなる。Gが付かなければメガビット。
1GBASEは無い。1000BASEとなる。規格はGigabit Ethernetなのに。1000(せん)と10(ten)を間違えて聞こえたりするので、混同しそうな場合は1000BASEをギガベースとか呼び直したりもします。
ちなみに100メガビット・イーサネットは別名Fast Ethernet(ファストイーサネット)とも呼ばれます。というか、呼ばれることのほうが多いかもしれません。
BASE
ベースバンド伝送のこと。
ベースバンド伝送とは、符号化したデータを変調せずに電線などに乗せる単純な方法。
他の伝送方式にはブロードバンド伝送(BROAD)があるが、Ethernetでは使われていないためBASE固定と考えてよいと思われる。
-(ハイフン)以後の英数字
様々な文字があるが、主要な範囲では下記。
T | Twisted pair cable | 銅線 | |
C | Coaxial cable ?? | 同軸ケーブル | |
K | bacK plane ?? | バックプレーン | 後発の規格なのでアルファベットが無かったか。 |
F | Fiber cable | 光ファイバ | |
S | Short (wave length) | 光ファイバ | 短波長もしくは短距離
主にMMFを使用。 |
L | Long (wave length) | 光ファイバ | 長波長もしくは長距離
主にSMFを使用。 |
E | Extended | 光ファイバ | 超長距離 |
B | Bidirection | 光ファイバ | 双方向 |
P | Passive | 光ファイバ | 受動的 |
Z | ?? | 光ファイバ | 超長距離。ベンダー規格 |
X | X3T9 | ANSI X3T9が定めた伝送方式(CDDI/FDDI)を採用していることを意味している。
4B/5B 若しくは 8B/10B 符号化 |
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R | Reach ?? | IEEE802.3aeで定められたLAN PHY向け規格。
64B/66B 符号化 |
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W | WAN ?? | IEEE802.3aeで定められたWAN PHY向け規格。
64B/66B 符号化 SDH / SONET装置と相互運用 |
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数値 | 規格によって意味合いが違う。
対の数だったり(100BASE-T4) 距離だったり(1000BASE-PX10/20) MMFの心数だったり(100GBASE-SR4/10) WDM波長の本数だったり(100GBASE-LR4/10) など。 |
LX,EX,ZXはベンダー間での使用方法があいまいであるため、
LH (Long Haul)と呼ばれることがある。