iPhoneのiOSを14にアップデート。
で、無線(Wi-Fi)に接続すると以下の表示が。
原因
なるほど。どうやらiOS14からAppleの無線セキュリティの基準や判断が変わったようですね。
Apple公式サポートにも以下の文があります。
WPA/WPA2 混合モード、WPA パーソナル、TKIP、ダイナミック WEP (WEP および 802.1x)、WEP Transitional Security Network、WEP Open、WEP Shared など、廃止された古いセキュリティプロトコルを使うネットワークを作成したり、そうしたネットワークに接続したりしないでください。これらは現在では安全性に乏しく、ネットワークの信頼性やパフォーマンスも損ないます。Apple 製のデバイスでは、そうしたネットワークへの接続時にセキュリティ警告が表示されます。
https://support.apple.com/ja-jp/HT202068
対処法
iOS14からいきなり「安全性の低いセキュリティ」が出た方はおそらく接続している無線アクセスポイント(または無線ルータ)の認証方式が「WPA/WPA2 混合モード」などに設定されているのではないかと。
なので接続している無線アクセスポイント(または無線ルータ)の認証方式を「WPA2 パーソナル (AES)」に変更します。
変更方法は無線機器によって異なるのでマニュアル等を見て変更してください。もし「WPA2 パーソナル (AES)」に対応していない古い機器なら買い替えも検討するいい機会かもしれません。
ただ、今のところ「WPA/WPA2 混合モード」でもかなりまずい脆弱性は無いので、今すぐに対応しろと言うわけでは無いです。(ちゃんとセキュリティパッチが当たっていれば!)
しかし、脆弱性は忘れたころにやってくる…ハッカーたちが穴をずっと探していますし。
もし最新の機器であればWPA3認証もあると思うので、そちらを使う方が堅牢になります。ただ、スマホなど繋げる機器も対応していないとダメですが。
また今時WPA2非対応の機器があるのかわかりませんが、もし非対応の機器があれば、そして無線機器が複数のSSIDを作成できるのであれば、別のSSIDに分けて使うのが望ましいかと思います。
SSID1 : WPA2-PSK (AES) もしくは WPA2/WPA3
SSID2 : WPA-PSK (AES)